II.1.　リグノセルロース原料による新材料と応用技術の開発
1) 環境浄化機能あるいは環境調和性を有する新しい木質系材料の開発（2000〜）
住宅室内の湿度や悪臭物質を吸収・分解して室内環境を浄化する建築材料の開発
2) 窯業系・木質複合ボードの製造と応用技術の開発（1999〜）
スギ樹皮などの木質系および農産廃棄物を用い、セメント、石膏等の窯業系の無機質結合剤による木質複合ボードを製造技術の開発並びに耐火性能が要求される部材使用への基礎技術の開発
3）木質材料性能評価法としての異物識別法の総合的開発（2000〜）
プロジェクト研究により開発されたリグノセルロース原料を用いたボードあるいはスギ樹皮ボードなど新しい材料に含まれる接着剤、セメント、石膏、防腐剤、塗装など木材以外の「異物」の分布を把握することで、より効率的な製造プロセスを見出し、木質材料の性能向上と品質管理に寄与する
Adsorption properties of halogenated organic compounds using heat-treated sugi bark
Summary Sugi (Japanese cedar, Cryptomeria japonica D. Don) barks were heated at 300 - 900oC to investigate their adsorption capacities for trichloroethylene (TCE) from aqueous solutions. The maximum adsorption capacity for TCE was obtained with the barks pyrolyzed at 900oC and the value was 5 times larger than that of a commercial activated carbon.
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