a スギ移行材の水分難透過性の原因究明
スギ丸太の天然乾燥過程における水分移動経路と移動性を把握するため、今後供給量が増加すると予想される直径30~40cmスギ丸太の点検乾燥を行い、次の結果を得た。
1)乾燥開始後は、まずスギ丸太内部(心材)の含水率が低下し、その後に辺材含水率が低下する。
2)生材時の移行材含水率は、辺材・心材に比べて著しく低く、50~80%である。移行材の含水率は、丸太の乾燥過程で心材含水率が低下しても変動することはない。