ECO2 ウッドブロック施工実験(研究所本館棟前駐車場)
II-2 未利用・低利用森林資源の環境保全資材および新素材への転換
持続型社会の構築に向け、植物資源を原料としながらも従来の石油由来資源から作られる材料を凌ぐ「もの作り」や未利用・低利用資源の利用技術開発を行う。
スギ間伐材木炭とゼオライトを用いた水質浄化濾材の開発
本研究は、一つの濾材で水中の窒素、リンおよび全有機炭素(TOC)量を低減できる機能を備えた高性能濾材と、濾材の入れ替えが地域住民一人で出来る簡易な充填装置をセットで開発し、水質浄化性能の評価を行っています。(文部科学省都市エリア産学官連携促進事業(一般型)米代川流域エリアの成果を基に、研究を継続しています)
廃コンパネを用いた多孔質ブロックの開発
廃コンパネを用いた暗渠排水材の研究開発を「木質系廃材の有効利用に関する技術開発」((財)秋田県木材加工推進機構、戦略的共同研究プロジェクト推進事業(秋田県))により民間企業との共同で行いました。その成果の一部から、歩道材料として利用可能な多孔質ブロックが生まれました
スギ伐根材を用いた多孔質ブロックの開発
砂や細石などを含むスギ抜根材の有効利用に関する研究開発を行った。道路工事等で排出されたスギ伐根材を大型破砕機により破砕したのち分級し、形状の大きなものを多孔質ブロックの骨材として利用すると共に、土砂を含む小さな破砕片は液化処理し骨材同士の結着剤として利用cた。これにより伐根材全ての部位の再利用がなされた。