実験2:モデル暖房床を用いた暖房床構成の検討
試作した樹皮厚物成形ボードを用いて1m×2mのモデル暖房床を作製し、効率的な暖房床構成を検討した。
a)樹皮ボード
900×900mm・厚さ45mmで試作したもの2枚組み合わせて用いた( 実験3参照)。
b)床暖房モデル:
以下のような床暖房モデルを作製し、恒温恒湿室内に設置して温度測定を行った。
c)測定:
測定前に恒温恒湿室を10℃、60%RHに保ち、モデル全体の温度が10℃に下がるのを待って、測定を行った。熱源には暖房熱源付FFストーブを用いた。熱源を十分に暖機した後、恒温室を停止させてから熱媒を循環させた。測定時間は1.5時間とした。温度の測定は、モデル各所に熱電対を設置して測定したほか、㈱ナック製サーモビジョン470を用いて、表面温度の変化を測定した。