1.木製ダム構造概要
木製ダムの多くは、図1に示すようラムダ型の形状にボルト連結で組み立てられた木製枠の中に、中詰材として砕石や砂利を詰めた構造にすることで、全体の重量を補い外力に対しての安全率を確保している。秋田県ではこの中詰めタイプと、図2に示すような、背面の土砂の載荷重量を利用することで木材だけで堤体を構成した台形型タイプの二つの木製ダムについてそれぞれ試験施工を行っている。
図1 λ型(中詰めタイプ)
λ型(中詰めタイプ)施工例
図2 台形型(オールウッドタイプ)
台形型(オールウッドタイプ)施工例