2)実験住宅への施工実験
開発した材料の施工方法の検討及び施工性の評価のため、秋田県立大学木材高度加工研究所敷地内にある実験住宅内に、実大の暖房床を施工した。部屋は5.4×3.6mで、ここを1.8×3.6mの3ブロックに分け、それぞれに異なる配管方法・床構成を与えた。施工後の部屋に遮光等を施した後、床暖房効果をモデル実験と同様に測定した。
a)下地合板上に樹皮成型ボードを敷設し、シリコンチューブで配管する
b)アルミテープで仮止めする(t=0.5mm)
c)熱拡散材料を設置する(0.4mmアルミ板)
d)仕上げ材料を施工する(15mmスギ板)
実験住宅内における暖房効果の一例